住宅の台風被害低減
自分は、2級建築士の資格を有し過去に一般住宅の建設に関わる仕事を10年程していた経緯がある。今回の台風15号通過後に感じた住宅における台風被害低減対策を今後、住宅の建て替えする時の参考に記載することとした。
①屋根について
和瓦は非常に危険‼️特に和瓦屋根の被害が酷く同年代に建築された住宅であってもスレート瓦屋根の被害は少なかった。
和瓦が飛んで、車や隣家の窓、カーポート屋根を破損させている状況が多数見受けられた‼︎
又、瓦の下には防水シートを敷いてあるが、暴風雨ではそれもすぐに剥がれてしまい天井裏に雨水が入り込み、天井の石膏ボードが水を含んで重くなり天井が崩れるといった状況が発生していた‼︎和瓦屋根は、耐震性も低い為、個人的に和瓦屋根には絶対しない‼︎
②テレビアンテナ
屋根の上に設置している八木式アンテナ‼︎自宅周辺を見た感じ3割位は、飛ばされたり変形したりしていた。屋根に登らなければなおせないので、災害時にテレビも見れなくなり非常に不敏であり危険だと感じた。
我が家は平面アンテナを屋根裏に設置している。数年前に自分で設置してみたが、それほど手間もなく設置でき屋根裏でも十分な電波受信ができている。なので、今後八木式アンテナは絶対に設置しない‼️
平面アンテナは1万円前後で購入できるので、台風対策としてオススメである。
③シャッター、雨戸
掃き出し窓、腰高窓にはシャッター、雨戸を必ず設置するべき‼️やはりガラスだけでは、瓦等がぶつかり割れてしまっている住宅が見受けられた。我が家も掃き出しの窓のガラスが割れてしまったが、雨戸があったのでその後の暴風雨を雨戸で凌げた。シャッター、雨戸の設置は必衰‼️
④物置
意外と被害が大きく出ていたのが物置‼️
古い物はバラバラになったり、新しい物はそのまま吹き飛び、フェンスや住宅を破壊していた‼︎ある程度物を収納し重さがあれば、そうそう飛んでいかないだろうと予想していたが、アンカー等で固定しておく事が必要‼️
個人的な予想では、屋根に設置されたソーラーパネルも飛んでいるだろうと思ったが、ソーラーパネルが破損している状況は見られなかった‼︎以外にしっかりと施工されているようである。今回の台風被害では、停電が大きな問題となっている‼︎ソーラーパネル+蓄電設備を備えておく事が出来ればかなり心強いと感じた。